高温多湿な環境で行うホットヨガ。スタジオでは汗も大量にかくし、衛生面がちょっと不安、という人も多いのではないでしょうか?
ホットヨガスタジオは本当に衛生面で危険なのかどうか、実体験とともに調べてみました。
高温多湿だと雑菌が繁殖するって本当?
菌やウイルスにはそれぞれに過ごしやすく、繁殖しやすい環境があります。
35〜40度というホットヨガの適温が多くの菌が繁殖しやすい環境であることは事実です。また、適度に加湿されていることも、繁殖しやすい環境を作っている一因になります。
では、この環境なら菌だらけになるか、というと、そうではありません。
菌が繁殖するには、3つの条件が必要です。温度と湿度(水分)が必要ですが、もう一つ、栄養分と菌そのものがそこにいなければ、繁殖はできません。人自体にも菌は大量にいますし、人の皮脂も菌にとっては栄養分です。しかし、きちんと管理して、適切に掃除が行われれば大繁殖することはできません。
公共機関やオフィスなとでも、冬場は毎日暖房を入れ、ときには加湿器を入れて快適な環境にするようになっていますよね。人間にとって快適な環境は多くの菌にとっても快適な環境です。しかし、普通に掃除されていれば、特に問題になることはありません。
ホットヨガスタジオも同じです。定期的にきちんと換気し、掃除が適切に行われているスタジオであれば安心してレッスンを受けても大丈夫です。
大手ホットヨガスタジオの衛生面は?
私の通っているLAVAでは、公式サイトのQ &Aページで衛生面についても言及しています。
「スタジオの換気や衛生面が気になります」という質問に対し、
全店舗で消防法に定められた基準をクリアする数の換気口を備え付けております。
レッスンごとにスタジオを開放して換気を行い、空気を取り入れておりますので安心してご利用ください。
また、全店舗でレッスンごとの清掃に加え、定期的にオゾンを使用した殺菌・消臭を行っております。
と、回答されています。
レッスン毎なのでほぼ1時間に1回換気と清掃をされている計算になります。
オゾンによる殺菌は、東京や大阪など大都市の浄水処理などにも使われており、塩素と同等の殺菌力を持つといわれています。塩素殺菌と異なり、最後には酸素に戻るため、残存性がないのがメリットです。
LAVAではこれを定期的に行なっているとのことなので、安心してレッスンを受けられますね。
もう一つの大手であるカルドは、ホームページでこううたっています。
カルドのホットスタジオは加湿器に銀イオンを混ぜた、業界初の『銀イオンスチーム』を採用しております。銀イオンにより空間内を清潔に保ち、心地よい環境でホットヨガ・ヨガのレッスンを受けて頂くことができます。
制汗スプレーや空気清浄機など身近なところで利用されている銀イオン。その銀イオンの抗菌効果で空間内を清潔に保ちながら加湿をしているそうです。
LAVAとは違うアプローチですが、カルドのスタジオも安心して清潔な環境でレッスンが受けられるよう整備されています。
大手のスタジオであれば、たくさんの店舗があるため、適切な管理をせずにニュースになるような事故が起きれば大問題です。
ほとんどのスタジオでは安心してホットヨガを受けて大丈夫だと思いますが、心配であれば、スタッフに衛生面の対策はどうなっているのか確認してみるようにしましょう。そこで適切な答えがすぐに返ってこないようであれば、そのスタジオはちょっと危険かもしれません。
実際のホットヨガのスタジオの様子は?
LAVAの店舗は10店舗以上行ったことがありますが、どのスタジオでもレッスン前後で、スタジオのドアが開け放たれており、スタッフの方とインストラクターの方が大きなモップを持ってスタジオの中を掃除している様子を見ることができました。
白ベースの壁にゴムっぽい黒い床がベースのスタジオがほとんどですが、髪の毛などが落ちているのを見かけることもなく、いつも気持ちよくレッスンを受けることができるので、わたしは衛生面の心配をしたことはありません。
LAVAではスタジオだけでなく、ロッカールームや、トイレ、シャワー室などもいつも綺麗に保たれているので、あまり衛生面について深刻に考える必要はなさそうです。
スタジオを利用する際も、自分で持ち込んだヨガマットに自分のヨガラグやバスタオルを引いてヨガをすれば、スタジオの床やそのほかのものに触れることはあまりありません。
レンタルマットも、除菌用のアルコールスプレーが常備されているので、そちらを使用すれば特に問題ないと思います。
清潔なスタジオで安心してホットヨガをしよう
調べてみると適切な環境で管理されているスタジオなら安心ということがわかりました。
もし不安な場合は、入会の前に体験レッスンに行ってみて、スタッフの人に声をかけて確認してみましょう。
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